東京アンダーグランド・「真夏のレジスタンス」の感想

TVアニメ「東京アンダーグラウンド」の小説第三弾です。

東京アンダーグラウンド・真夏のレジスタンスの感想


あとがき含めて217ページ。小説第3弾です。

今回は、ひとつの話が5つの章立てで構成されています。

  1. 夏の街
  2. 砂の庭のジャンヌ・ダルク
  3. レジスタンス狩り
  4. 黄金の血
  5. 選ばれし者

全体的に暗いはなしでした。どうも公司(カンパニー)がからむと物語がきな臭い方向に進むようです。
いっそのこと、ローレックファンクラブのあの二人が主人公の話があればよかったなと。でもそれは、マンガかアニメのほうでやっているのか。

ちなみに、本書のあとがきでTVアニメの放送が始まったとの記述がある。刊行されたのが2002年9月だから、ぎりぎり放送期間にまにあっている。余談だが、嶋田先生はアニメ版の最終回をどのように受け取ったのだろうか。気になる。

あらすじ



公司(カンパニー)の情報を得るため、レジスタンスの拠点に立ち寄った留美奈たちは地下世界革命戦線「夏の子どもたち」のリーダー・ユウキと出会う。
ユウキは、恋人・ジェイや多くの仲間を収容所から救い出す計画を立てていた。留美奈・銀之助・チェルシーも共に立ち上がるが・・・。