東京アンダーグラウンド・「ドリーム・メイカー」の感想

TVアニメ「東京アンダーグラウンド」の小説第二弾です。

東京アンダーグラウンド・ドリームメイカーの感想


あとがきを含めて237ページ。本書は東京アンダーグラウンド小説第2弾です。

今回は、「天使のいる場所」・「スターライト大作戦」・「ドリーム・メイカー」の3篇からなっています。
「天使」は留美奈・チェルシー・銀之助の3人が主役のお話です。秘密の通路から天使の楽園を見つけたことでおこるアドベンチャー風の物語ですが、作者曰くインディ・ジョーンズを意識したとか(本当か?)。

「スター」は、銀之助と翠先生が出てきます。女盗賊とのドタバタストーリーといってもいいでしょう。短い話ですが笑えます。

「ドリーム」では、ひさびさにルリが出てきます。悪夢をみる症状に悩まされていたルリが来夢(ライム)と呼ばれる子と出会うことでおこるスリリングなお話です。
作者曰く、来夢の原型は骨董品でみつけたアンティークドールだそうです。

留美奈たちの活躍がマンガのような躍動を感じて面白かったと思います。個人的に気になったのは、チェルシーのお色気シーン(?)がちょくちょくあること。嶋田先生のお気に入りだからかな?

あらすじ


公司(カンパニー)によって地下世界(アンダーグラウンド)に連れ戻されたルリはよく眠ることができず、日に日にやつれていった。
主治医の忌水(キスイ)は、そんあルリと、夢を操る少女・来夢を引き合わせる。
来夢は、悪夢を封じ込めることができる「パンドラの箱」だというが・・・。
表題作「ドリーム・メイカー」他、中編2本を同時収録。